GroupDocs.Signature for Java 23.4

GroupDocs.Signature for Java 23.4 の新機能

リリース概要

GroupDocs.Signature for Java 23.4は、ドキュメント署名操作における追跡性と制御性を向上させる主要な機能を提供します。ログレベル設定、メタデータ署名における型情報、処理メトリクスなどが新たに導入され、特にLinux環境における信頼性と互換性が強化されました。

新機能

• ログレベル設定 (LogLevel 列挙型) の追加：
  Error、Warning、Info、Traceなどのログ出力レベルをフラグで指定し、出力の詳細度を制御できます。

• MetadataSignature に DataType プロパティ追加：
  メタデータ署名の値に意味的な型情報を持たせることができ、署名および検証の精度が向上します。

• 署名操作におけるトレースログ対応：
  Sign、Update、Delete、Search、Verifyなどの各プロセスで詳細なトレース情報が出力されます。

• 署名結果にメトリクス追加：
  IResult インターフェースにより、処理時間、署名数、文書サイズなどのメトリクス情報を取得できます。

改善点

• 複数ログレベルの同時設定：
  SignatureSettings経由で複数のログレベルを組み合わせて設定可能になりました。

• すべての署名アクションで処理メトリクス対応：
  SignResult、UpdateResult、DeleteResult、VerificationResult、SearchResultが IResult を実装し、処理情報を統一的に取得可能です。

• 依存ライブラリの更新：
  パフォーマンスと互換性を向上させるため、依存コンポーネントが更新されました。

バグ修正

• Linux 環境でのWordプレビュー不具合修正：
  JPG形式でのプレビュー表示時に発生していた問題を修正。

• QRCode検証の不具合修正（Linux）：
  QRコード署名の検証が失敗する問題を修正しました。

• PFX証明書の認識強化：
  一部のPFX証明書が正しく検出されない不具合を修正。

• PNG出力の破損問題修正：
  PNG画像出力時に発生していた破損問題を解消しました。

• スプレッドシートのページサイズ取得不具合修正：
  メタデータ取得時の不正なページサイズ値を修正。

公開APIと後方互換性の変更

• LogLevel列挙型の追加：
  SignatureSettingsで使用され、ログ出力の制御が可能に。

• IResultインターフェースの拡張：

  • getProcessingTime()：処理時間（ms）
  • getTotalSignatures()：処理された署名数
  • getSourceDocumentSize()：入力ファイルサイズ（byte）
  • getDestinDocumentSize()：出力ファイルサイズ（byte）

• IResultを実装するクラス：

  • SignResult
  • UpdateResult
  • DeleteResult
  • VerificationResult
  • SearchResult

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GroupDocs.Signature for Java 23.4 リリースノート

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