GroupDocs.Viewer for Java 24.10

GroupDocs.Viewer for Java 24.10 の新機能

リリース概要

GroupDocs.Viewer for Java 24.10は、図面、PDF、スライド、および画像形式の処理における柔軟性と精度を強化します。CADファイルのタイルPDF描画、自動PDF修復、PPTXから純HTML/CSSへの変換、PDFコピー保護の維持、JFIFとEPSフォーマットの追加サポートを提供します。また、Markdown・EPUB・スプレッドシートなどの描画品質も大幅に改善されました。

新機能

• CADファイルのタイル描画：
  CadOptions#setEnablePerformanceConversionMode(true) を使用し、大規模なDWG図面を複数のPDFタイルに分割して効率的に描画。

• 壊れたPDFの自動修復：
  LoadOptions#setTryRepair(true) により、クロスリファレンスの欠損やオブジェクト破損などの構造的エラーを自動的に修復可能に。

• PPTXの純HTMLレンダリング：
  HtmlViewOptions.getPresentationOptions().setRenderToPureHtml(true) により、SVGを使用せずにHTML/CSSのみで描画。検索性・カスタマイズ性が向上。

• HTML出力でのPDFコピー保護維持：
  PdfOptions#setDisableCopyProtection(false) により、PDF→HTML変換時もコピー防止（inert属性）を維持。

• JFIF画像形式のサポート：
  JPEG File Interchange Format（.jfif）の描画に対応。

• Adobe EPSファイルの描画：
  %!PS-Adobe-3.0 EPSF ヘッダーを持つEPSファイルをサポートし、ベクター形式の幅広い互換性を確保。

• EPUB描画の改良：
  EPUBファイルをテキストベースで描画し、選択・検索・アクセシビリティを向上。

強化点

• Markdownの描画品質向上：
  .md ファイルの可読性とレイアウトの視認性が向上。

• CAD出力のファイルサイズ最適化：
  パフォーマンスモードにより、CAD出力PDFのファイルサイズを削減。

• スプレッドシートHTMLのクリーンアップ：
  ホスト環境とのスタイル競合を防ぐため、グローバルCSSの削除・リネームを実施。

バグ修正

• メモリ・パフォーマンス改善：
  Linux環境や大規模ドキュメントで発生したヒープエラー・描画タイムアウト問題を修正。

• ファイル形式の互換性修正：
  AI、EPS、PSD、MSG、PDF、PPTX、DWG、Excel などにおける描画崩れ・例外を解決。

• UIおよび出力の修正：
  DOCX・MHT・SVG・PNG・HTMLでの画像位置ズレ、フォント欠落、レイアウト破損などの問題を修正。

公開APIおよび互換性の変更

• 新API：

  • CadOptions#setEnablePerformanceConversionMode(boolean)
  • HtmlViewOptions.getPresentationOptions().setRenderToPureHtml(true)
  • PdfOptions#setDisableCopyProtection(boolean)
  • LoadOptions#setTryRepair(boolean)

• 新対応ファイル形式：

  • .jfif（JPEG File Interchange Format）
  • EPSフォーマット（PostScriptヘッダー付きAdobe Illustratorファイル）

🔍 詳細な更新内容はこちら

GroupDocs.Viewer for Java 24.10 リリースノート

cad タイル描画 | pdf 自動修復 | pptx html 変換 | pdf コピー防止 html | eps jfif 対応